2017年4月1日土曜日

鳥取県江府町地域おこし協力隊活動報告会

エイプリルフールなのにネタが思いつかないどらごんです。。

先日、隣町である鳥取県江府町地域おこし協力隊活動報告会に行ってきました!!(画像掲載許可済)

江府町協力隊活動報告会。
みんな立って色んなところへ行っていたためこの写真からはわかりませんが、会場は満員でした。


江府町について
江府町は鳥取県内で最も人口の少ない町で、約3千人。
鳥取県は全国で最も人口の少ない県、その鳥取の中で最少人口の町、江府町。まとまりが強い町なのではないかと感じています。
自然豊かでサントリー天然水工場があるなど特に水が豊富できれいです。
またスキー場など。


江府町地域おこし協力隊について
江府町では3年前から協力隊制度を導入しており、この3月末で第1期生が任期満了で卒業します(協力隊の任期は最大で3年)。
3月末で卒業の第1期生は、
雨宮さん・上谷さん・片岡さんの3名(ちなみに古海修祐さんという方も第1期生でおられましたが先に卒業し(株)奥大山ドリーム代表取締役になられています【参考記事:【七人の侍】出演 ~トークで使ったプレゼン全公開~】)。
本日はそんな卒業間近の第1期生&来年度も活動する隊員4名を加えた計7名の報告会でした!



報告会の内容
7名による活動報告の内容です(敬省略)。
(江府町では主に農業班と町おこし班という大きく2つの班に協力隊員は分かれています。農業班は農業を、町おこし班は町づくり全般をそれぞれ行っています。)


梅木琴未(農業班)
梅木さんは梨を中心に農業に従事されています。
梨の他、加工品(ゆず皮入りこんにゃく)、農業大学校での研修、ソバ&大豆の運搬など。
農業以外では、せせらぎ公園の管理など行っています。
昨年の冬は積雪が多く、梨畑の管理が大変だったそう。
来年度の目標:コンバインなどの技術習得、新たな農作物をつくること
農業部門で活躍中の梅木さん。研修等にも積極的に参加し、着実に技術向上されているそう。


片岡薫哉(農業班)
https://www.facebook.com/kuniya.kataoka?fref=tsより。
みんなのアイドル「くにやん」さんこと片岡さん。農業組合法人宮市で米栽培支援、草刈り、みそ仕込みなど。農業を通じて食の大切さを学べたとのこと。活動3年目ではNPO法人奥大山倶楽部(後述)メンバーとしても活躍。
任期終了後:江府町に定住。介護職に就職+個人事業主として町の情報発信やPC修理&個別指導など。NPO法人奥大山倶楽部の事業にも関わる。
ネタが尽きないほど数々の伝説を持つと噂のくにやんさん。農業班ながら農業以外での幅広い活動から、町での人気の高さも報告会の様子から伺えました。
ブログ→くにさんブログ


上野真(町おこし班)
道の駅「奥大山」の企画等の担当。道の駅オープン準備から情報発信活動など。
地域経済の活性化を目指し、その仕組み作りに奮闘されています。人を巻き込み同志として活動を進めていきたいとのこと。
来年度の目標:道の駅でのイベント企画、通信販売を目指した特産品開発
外からの目線で江府町を盛り上げてくださる上野さんの今後の活躍を要チェックです。


上谷美波(町おこし班)
上谷さんといえば江府町非公認キャラクター「おくだいせんくん」の産みの親です。芸大出身の能力を活かしてイラスト作成や学校の図画工作ゲストティーチャー、幼児対象のものづくり活動などで活躍。活動3年目は社会教育分野にもチャレンジし町文化祭や成人式の支援、放課後子ども教室の講師など。
任期終了後:江府町に定住。学校の学習支援員として活動されます。
今後の目標はスポーツや音楽にチャレンジすることと協力隊の経験を活かしていくこと。毎年目標を設定し、その目標に向かっていく姿に尊敬しています。


雨宮達樹(町おこし班)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004590586211&fref=tsより。

NPO法人奥大山倶楽部設立や町営塾・江府いもこ塾設立など3年間活躍し続けた雨宮さん。
協力隊1年目からフットサル教室や家庭教師など教育分野に携わりながら、2年目にNPO法人奥大山倶楽部を協力隊町おこし班で設立。代表として活動。
NPO法人奥大山倶楽部…江府町初のNPO法人(NPO法人とは簡単に言うとお金儲けを目的としない団体)。移住定住関連や住民アンケート、フィットネス教室、廃校活用など分野は多岐に渡る。(設立までのお話→「てとりの奥大山倶楽部ページ」
任期終了後:江府町に定住。鳥取県職員として就職。
鳥取県でがんばりたい人のために、大きな枠・仕組み作りをしていきたいと県職を選んだ雨宮さん。超応援してます。


生田省二(農業班)
米子出身でUターン移住の生田さん。江府町市民農園「カサラファーム」管理業務から見えてきた「仲間の必要性」。そこから仲間探しを開始した生田さんは大阪や兵庫など関西圏中心にともに農業をするメンバーを集めました。中には旅人も。
道の駅奥大山の食事処で(水)(木)昼限定で「カサラカフェJOINT」を営業。
来年度の目標:米作りと販売。人と人の繋がりを大切にした活動。
報告会ではカサラカフェのカレーを全員に振舞ってくださいました。うまかったー。


藤井聖子(農業班)
ラストは農業班で梨栽培を専門にしている藤井さん。
梨の中でも「新甘泉(しんかんせん)」という約8年前に鳥取で開発された甘みの強い品種を栽培。
ジョイント仕立て」という手法で栽培に取り組む藤井さんは、赤星病対策に駆け回ったり、雪の日はカンジキを履いて雪下ろしに行ったりと奮闘の日々。
来年度の目標:3年目の梨収穫に向けて活動。
栽培記録を綴った日記も書かれていますので気になる方はぜひ。
日記→新甘泉栽培記録in江府



4月からの新たな協力隊に注目
また4月から新たな協力隊も加入します。
松本良史(@bouzz0021)さん。実は以前ブログで紹介しておりました。
【参考記事“地域おこし協力隊” 徹底解剖】(長い、注意)
先日江府町での交流会に参加させていただき松本さん家に一泊泊めてもらえました。様々な活動展開を考えておられ、非常に注目している隊員です!!
松本さんtwitterより。
ブログ:【百姓草紙


江府町は町長にも注目
忘れてはいけません。江府町は町長にも注目です。
白石祐治町長(@hitogahito)。ツイッターやブログで情報発信を積極的に行っています。
県内でもかなり珍しいのではないかと思います。
情報発信は「地方創生」の鍵の一つなのではないかと鳥取に移住してから感じているので、白石町長にも注目しています。
ブログ:【人が人を呼ぶ


報告会を通して感じたことは、江府町地域おこし協力隊は地域を大切に活動しているということ。
活動報告会が40席満員の会場なんて初めて観ました。
それだけ地域から注目されている・認められている証なんだなと実感しました。
活動報告からも自分たちがやりたいことを突っ走ってやるというより、地域のニーズをしっかり捉えてそれに応える活動をする隊員が多いと感じ、町に根付きともに歩んでいるんだなとわかりました。
(少なくとも)僕は全然意識出来ていないことなので本当すごいと思いました。
琴浦町の隣町、江府町にも今後注目です!!


次回は「弟が地域おこし協力隊になった話」です!
なんと弟も協力隊になりました(笑)
僕もびっくり。

お楽しみにー!!



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