2016年12月26日月曜日

第4回とっとり起業女子事業プラン発表会に潜入してみました

寒くなってきましたね。
相変わらず猪を追いかけたり食べたりしています。
冬の猪は夏より脂がのってさらにウマいんですよ。脂はしつこくなくてしかも甘くて美味しい(これ本当)。
週6で猪肉食べてますが今のところ飽きてません!!が牛とか豚とかより魚が食べたくなります(笑)

最近は捕まえる方よりも解体する方をメインで修行しており、捕獲より解体マスターになる日が早いかもです。まだまだどちらも遠いですが。


今回は鳥取県で活躍する女性起業家10名による「ビジネスプランコンテスト」の最終発表会に潜入してきました。


とっとり起業女子facebookページより。
ウォーリーを探せ的な感じで僕がいるかも。
【鳥取県ビジネスプランコンテスト『起業女子部門』】
[目的]鳥取県内の経済や社会を飛躍させる人材発掘、事業化支援。
[対象]鳥取県内で1年以内に起業予定の女性又は起業3年以内の女性。
[最終発表会]平成28年12月20日
[表彰式]平成29年1月26日予定
[賞金]大賞50万円、奨励賞15万円

会場内は女性ばかりではなく男性もけっこういましたが。。。
 
みなさんスーツ。。そして会場艶やか~!結婚式とか行う場所だったようです。
がっつり私服で行っちゃいましたが襟有シャツが唯一の救いか。。。
会場の名前で推測しておくべきでした笑

【会場】
会場はこちら、「ラメゾンドブランシュ」。
「ラメゾンドブランシュ」
鳥取市青葉町2-101

【内容】
「第4回とっとり起業女子事業プラン発表会
鳥取県ビジネスプランコンテスト2016
『起業女子部門』プレゼンテーション&審査会」

13:30~開会挨拶
13:40~ファイナリストプレゼン
16:10~起業女子フリートーク
17:10~名刺交換会
※フリートークと名刺交換会はクリスマスプレゼント買いに行くことを優先したため欠席。


【10人のファイナリストによる発表】
最終審査に残った起業女子は10名。
一人持ち時間7分+審査員からの質問7分。
一人ひとりが7分の持ち時間の中で起業プランへの思いを発表しました。
そんな情熱を燃やす起業女子10名とプレゼン内容はこちら(主観等も少し入っていますので注意)。掲載は発表の順番です。

①市川さゆり(米子市)
テーマ「笑顔インフルエンサー育成で地方創生プロジェクト」
市川さんfacebookより。
一般向けから企業向けまでA~Cの3コースに分かれた講習プログラムで笑顔など表情を鍛えるプロジェクト。顔ヨガと呼ばれる、顔の筋肉を鍛えて表情を豊かにするサポートの専門家の技術を活かし、印象力をアップさせどんどん人生を良くしていこうというもの。
インフルエンサーとは世間に大きな影響を与える人や物のことで、一流スポーツ選手、有名ブロガー、特定分野専門家など。今回の場合はその人の特徴が「笑顔」になったり、「笑顔と言えば○○さん!」みたいな感じになることかなと。だからインフルエンザの入力間違いじゃないよ(笑)
おもてなしから社内コミュニケーションまで様々な場面かつ幅広く役に立つものだと感じました。
市川さん自身も元気で笑顔いっぱいなのが印象的でした。
<ブログ>Silky smile


②西河葉子(倉吉市)
テーマ「鳥取県産関金わさびのブランド化」
西河さんブログより。
平成25年7月~関金町地域おこし協力隊として活躍されていた西河さん。鳥取の協力隊といえばで浮かぶ方も多いはず。協力隊卒業後は株式会社西河商店を今年6月に設立し、わさびの卸売や加工販売を行っています。
海外への販路開拓の可能性や伝えたい想いに共感した方に食べてもらいたいことなど素敵なプレゼンテーションでした。既に「わさびみそ」の商品開発に成功しており、facebookページでの申込や各店舗にて購入可能です(数量限定)。
<西河商店facebook>@nishikawashouten/
<取扱店舗(12/7現在)>物産館ことうら(琴浦町別所1030-1)、セブンイレブン琴浦逢束店、道の駅犬挟、株式会社矢吹(倉吉市東仲町2585)、あかまる牛肉店&ハワイ店(湯梨浜町田後1455-1)、千年亭(湯梨浜町はわい温泉)、鉄板焼『CHITOSE』、鹿野そば道場、湯原国際観光ホテル菊之湯【別館YUYA】
<ブログ>女将の恩返し


③田中小百合(米子市)
テーマ「職業体験事業~リスクなく興味ある仕事を体験~」
田中さんfacebookより。
NPO法人を設立し職業体験を行う事業プラン。ハローワークのような仕事を斡旋するのではなく、学校でやっている職業体験に近いモデル。それの大人ver.(子どもでも体験可)。
移住希望者の職場探しや将来Uターンになり得る学生へのサポートにもなりそうな予感です。もちろん転職探しや引きこもりの方への力にもなると思います。NPO法人格での事業予定ですが一部は子会社化するなどいくつかのパターンでも想定中。
審査員の方から「仕事旅行社」について触れられており、似たモデルで参考になるなあと感じました。


④戸板千尋(鳥取市)
テーマ「医療とヨガセラピーの融合」
ゆるヨガ無何有by自然生活研究所無何有facebookより。
突出した感性とオーラに会場を圧倒。医療とヨガセラピーの融合により無効な薬や治療からの脱却と解放。「息」は「自分の心」と書くことから息から心の状態を読む。ヨガは呼吸ができればどんな人にでも有効です。アメリカなど海外ではヨガが医療として有効的であることが様々な論文で証明されており、ヨガセラピストが病院に専門職と同様に在籍。お薬の処方箋ならぬヨガの処方箋を出している病院も数多く存在します。
西洋医学と東洋医学を融合し、ヨガでその人の力を引き出す。
医療とヨガセラピーの融合が社会に浸透していくことで多くの患者さんの状態がより良くなることを目指します。
<ブログ>ゆるヨガ無何有
  

⑤姜美善(北栄町)
テーマ「韓国語ランゲージサービス」
姜さんfacebookより。
ALT(韓国語講師)として鳥取県に移住してこられた姜(かん)さん。ALT退職後はチャレンジショップで本場韓国料理店店長をされていました。
日本と韓国の架け橋になり、今後増加することが予想されるインバウンドへの対応やお互いの交流の活性化のための韓国語講座や観光案内、料理教室などをテーマに発表。
また様々な人・企業とのコラボレーションも考えており、まわりを巻き込みながら起業していきたい想いが伝わりました。


⑥小畑明日香(岩美町)
テーマ「国産クラフトパーツで森林資源活用と林業活性化」
小畑さんfacebookより。
大学時代から森林に関するサークル「森友」を立ち上げるなど森林保護や林業に関わっていた小畑さん。実は大学の同級生で学科も同じです(話したことはないですが共通の知人がいて名前は知ってました)。
現在は「あすなろ手芸店」を開設しエシカルマテリアルの開発・製造・販売やものづくり体験を行っています。「エシカルマテリアル」とは直訳すると「ethical material」(倫理的な原材料)、環境保全や人権など配慮された素材を指します。
プレゼンでは国産材の中でも「智頭町産木材」を使った木製パーツについての事業プラン発表。地域の森林資源を活用することで独自性&地域活性化に繋がることがわかりやすく伝わるプレゼンテーションでした。
<オンラインショップ>あすなろ手芸店


⑦神戸貴子(米子市)
テーマ「わたしの看護婦さん」
神戸さんfacebookより。
潜在看護師(育児や介護などの事情により勤務していない看護師)の中で社会貢献したい方による「病院受診付添サービス」「自宅訪問サービス」「病児シッターサービス」を行う事業プラン。
 サービス利用者・その介護者や家族・潜在看護師・社会とそれぞれがhappyになることを目指す四方善しのプランでした。
プレジデント社発行「PRESIDENT WOMAN」12月号に掲載されたりと注目度・知名度ともに上昇中な事業です。(発行報告
大賞候補本命!?
<ホームページ>わたしの看護婦さん


⑧福井幾子(鳥取市)
テーマ「セルフブランディングの相談・運動事業」
福井さんfacebookより。
介護を受ける前段階にストレッチ運動などを用いて介護予防を目指すビジネスプラン。一人ひとりの肩こり・腰痛などなどカラダの不調やそれに伴うココロの不調に寄り添って、セルフブランディング(自分自身で整える)を行えるようサポートします。
素敵なプランな反面、審査員からは「セルフブランディングできるようになってしまったら、(サポート不要になるので)お客さんがいなくなるのでは?」といったような鋭い質問が。それでも新規開拓を頑張ることで事業を発展させていきたいという回答から前向きな気持ちが伝わりました。


⑨薮田佳奈(大山町)
テーマ「マーケティングできない私の事業プラン」
薮田さんfacebookより。
大山町地域おこし協力隊の薮田さん。大粒揃いの大山町協力隊の初期メンバーの一人で起業部門として「のまど間」というお城付シェアハウスの企画運営、「大山アニメーションプロジェクト」など爆発的活躍。プレゼンは泊まれる居酒屋てまひま事業についてでした。
マーケティングが苦手な短所を逆手に取り、知り合いやご近所さんからの繋がりから事業を展開。来てくださる人を大切にしそのニーズに応えるものにしていきたい気持ちが伝わる内容でした。
<ホームページ>てまひま


⑩森田祐加(鳥取市)
テーマ「柿渋製品普及への挑戦」

ラスト10人目は柿渋製品普及を目指す森田さん(画像なしすみません)。靴下やTシャツなど衣類の柿渋染め商品開発に奮闘中です。天然染料の使用によるエコ&減少している柿栽培への衰退対策への想いが伝わりました。価格が高くなってしまうことや色のバリエーションが少ないことが課題ということで一部別染料の混合など今後も改善策を練って製品普及に向けて努力していかれます。また柿渋の消臭能力に着目し脇パッドへの応用も考えているそうです。色んな可能性があってプレゼンを聴くのが楽しかったです。


以上10名の発表でした。
いかがですか?ここではざっくり紹介しただけですが、みなさんの趣向を凝らされたプレゼンが聴けてよかったです。もうスタートしている事業などリンクを貼ったものもありますので、よければクリックして覗いてみてください!

【感想】
⑨大山町協力隊薮田さん、②関金町協力隊OG西河さんを聴きに行くのが最初の目的でしたが、⑥大学同級生の小畑さんの発表が聴けたり、全員のプレゼンが素敵でよかったです。しかし1人7分の持ち時間は少なかったようで、時間切れや話す内容を一部カットする発表者も多く、収支面などカットされた話ももっと聴きたかったなと感じました。
コンテストの結果発表は来年1月26日予定だそうです。大賞が誰になるかはわかりませんが、以前から知っている方々はやっぱり応援したくなっちゃいます。発表プランは既に事業としてスタートしているものとまだこれからスタートするものと2パターンに分かれていてそのあたりもどう評価されるか気になります。
それと④戸板さんの雰囲気が前の彼女にそっくりすぎて最初話が入ってきませんでした。。顔は似てないけど考え方も。。一番後ろの席で聴いてましたがつい前のめりになっていました。話の脱線すみません(笑)


【過去のレポート】
今回は「二次審査会」ということでコンテストの第4回目にあたる会でした。
「一次審査会」の「第1回」と「第3回」の事業発表会のレポートがありましたのでそちらのリンクも貼っておきます。「第2回」のレポートは探しましたが見つかりませんでした。
「第1回」はとっとりずむ編集長でおなじみさっけーさんこと酒本勇太さん(@Sake_yuta)、「第3回」はコーチングでおなじみあゆちゃんことつのだあゆみさん(@ayunokurashi)がレポートされています!!

「第1回」→第1回とっとり起業女子事業プラン発表会に行ってきた感想
「第3回」→第3回とっとり起業女子事業プラン発表会に参加してきました


これからも女性の社会進出は発展していくと思いますので活躍要チェックですね!!



次回は「どらごんの家計簿2016年11月編」です。
引越し関連が支出に拍車を。。。
お楽しみに(笑)





2016年10月 どらごんの家計簿

家計簿公開の2回目です。


今回は、2016年10月の支出&収入です!

第1回→2016年9月どらごんの家計簿
家計簿のつけ方や家計簿掲載理由・参考資料なども第1回に書いてます。


それではさっそく支出から!

<支出>

支出→11万722円でした。

○食費
・3食…朝・昼・夜の3食に掛かった金額。外食や食材費。(旅行に行った際の食費→「趣味・遊び/旅行」に計上)
・お菓子…3食以外のジュースやお菓子。
○光熱水費
・電気・ガス代…言葉の通り。
・水道代…上水道+公共下水道。公共下水道代は2700円の固定。
○通信
・ケータイ…大学生の弟の分も合算。
・ネット…PCのインターネット使用料。
○車
・管理費…点検とかバッテリー交換とか。
・ガソリン…ガソリン代。
○家賃
・家賃・駐車場…地域おこし協力隊の活動費から支払われているため実費は0円(給料とは別)。
○会費
・互助会費…職場の互助会費。今年度は3000円の固定。
・自治会費…居住地の自治会費。500円の固定。
○趣味・遊び
・旅行…食費を含む旅費。交通費や宿泊費など。(車の場合のガソリン代→「車/ガソリン」)(お土産→「奢り・プレゼント/奢り・プレゼント」)
・本…マンガ含む。
○奢り・プレゼント
・奢り・プレゼント…お土産・プレゼント代や食事の奢りなど。

<10月支出の傾向>
先月よりも3588円減っていました。
食費は増えましたが、日用品代や薬代が減ったのがポイントでした。

では、続いて収入です!

<収入>


収入→14万8626円でした。

○協力隊給料…現在本業の地域おこし協力隊給料。所得税や各保険料などを引いた手取り金額です。
○副業など…毎週(土)夜に営業しているジビエbarの時給など。
○貰い物…地域でのいただきもの。

<10月収入の傾向>
今月も地域の方々からたくさんのものをいただきました。
お返ししていけるよう頑張ります。

<収支の差>
+37,904円
でした。

<感想>
また今月も旅行行けなかった。。。

10月末で町内の古民家に引っ越しました。引越しにかかった費用は11月に支払いが多いので来月分にドンと乗ってきます(汗
互助会費・ネット代など来月は色々変動があります。


次回は「女性起業家たちの事業プラン発表会に潜入した話」です。
鳥取の女性が今アツいです!!

ではまたー!!

2016年11月28日月曜日

“地域おこし協力隊” 徹底解剖

今回は【地域おこし協力隊とは何か】についてです。

近年よく聞くようになってきた「地方創生」「地域活性化」「町おこし」etc...
そんなワードの中に《地域おこし協力隊》という言葉が紛れ込んでいる人もいるかもしれません。
僕自身、現在鳥取県琴浦町地域おこし協力隊として活動中です。

廃校になった小学校で夏休みに開催された「竹で作る水鉄砲」の様子。

全く聞いたことない人はもちろん、どんなことしている人たちなのか興味ある人にも新たな発見があれば嬉しいです!

よく出回ってる情報+どこにも載ってない情報を書きました。

琴浦町のお食事処「海」定食のごとくボリュームたっぷりなので、読むのは時間あるときがおすすめです。

(お食事処「海」)↓
http://www.toraz.jp/~akasaki/umitop.html


○《地域おこし協力隊》とは?

・制度
地域おこし協力隊とは、「人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度」となっています。
一言で言うと「地方でよそ者を受け入れて町を元気にしつつ住んでもらう」といった感じだと思います。
地方の想い↓
 【人口が増えてほしい!】
 【町を盛り上げる人材がほしい!】
地方暮らしに憧れる人の想い↓
 【都会を離れて地方で農業などをやりたい!】
 【自然の中で生活してみたい!】
をマッチングさせるシステムです。

・ポジション
基本…町の非常勤職員。
ただし一部例外があり個人事業主であったり、非常勤特別委嘱職員だったりと募集地域によって雇用形態が様々です。
ポジションによって何が変わるかというと、やれることへの制限が変わってきます(個人事業主なら活動時間内に収益活動できる場合があるが他は難しいなどなど)。

・給料
月額16万6千円、年収200万円。
こちらも例外がありボーナスがあったり月額18万円など様々です。
副業はOKな町と×な町とがあります。
鳥取県琴浦町は「自身の仕事内容に関連するもの」「定住に向けた基盤づくりのために必要な実証活動」ならOKとなっています。言葉が難しいですね。。仕事内容に関係するものや協力隊の任期が終わったあとの仕事づくり(定住が前提条件で)のためのものならOKといった感じでしょうか。

・働く時間
市町村でバラバラです。
僕の町は一週間で35時間働くことと決まっていますが、隣町は30時間だったり40時間だったり色々です。短い方がお得かといえば僕自身はそうでもない感覚です。
やりたいことは泉のように溢れ出てきてどんなことでも町おこしにリンクする可能性があるため、仕事もプライベートも「地域おこしをしている」そんな感覚です。
どんなスケジュールで過ごしているのかは後に書きましたのでよければ見てください。

・仕事内容
こちらもまた千差万別。
同じ町の地域おこし協力隊でも仕事内容は全く別です。
仕事内容はミッションとも呼ばれ、各自定めた目標に向かって活動しています。
(一例)
沖縄県うるま市→美ら島海道の案内所の運営。
青森県つがる市→リンゴなどの栽培技術確立。
けっこう楽しそうに思えてきましたか?笑

これまで紹介したポジション、給料、働く時間、仕事内容などは募集する市町村が決めています。
基本的な型はあるもののそこから各市町村が独自の工夫やアレンジして地域おこし協力隊を募るため、それぞれ様々な差異が発生します。
地域おこし協力隊を目指すなら、まずは仕事内容や条件が載っている募集要項をよく読むことがキーワードになってきます。ポイントは後ほど登場。


○全国の地域おこし協力隊

・人数と働く期限
全国には2625人の地域おこし協力隊員がいます(平成27年度時点)。
現在約5000人にまで増加中。そして現在進行形で様々な地域で募集があります。
その一方、地域おこし協力隊は働く期限があり概ね1年以上3年以下となっております。そのため最大でも3年すると卒業になるので卒業生もたくさんいます。
僕も昨年の4月~隊員なので長くてあと1年半でこの仕事は終わりです。終わった後の進路は自ら探します。
人数ベスト5
第1位 北海道 369人
第2位 長野県 222人 
第3位 島根県 149人
第4位 岡山県 118人
第5位 高知県 108人
我らが鳥取県は第6位92人でした。鳥取も隊員の多い県と呼べます。
全国の市町村の協力隊員数はコチラ↓
http://www.soumu.go.jp/main_content/000405565.pdf


○全国の協力隊紹介
現在約5000人の地域おこし協力隊員がいますが、その中でも僕が注目している活躍隊員を紹介します。
憧れの存在です。

①Takahiro Suzuki
タカさんtwitterより。
地域:愛知県新城市
期間:平成26年4月~
経歴:早大→不動産会社→世界一周→協力隊
仕事内容:書ききれないくらい多い。
ブログ:<takahirosuzuki.com>http://takahirosuzuki.com/
Twitter:@viatortaka
紹介↓
協力隊の「やばい人」。協力隊員の経歴はいわゆる“普通じゃない”人が多いのですがその中でもさらにぶっ飛んでます。
ブログの記事量が多くて面白いので覗いてみれば「やばさ」が共感できると思います。
協力隊になる前の記事も異聞奇譚、で面白いです。


②セイカ

セイカさんtwitterより。顔写真はブログへレッツゴー。
地域:高知県本山町
期間:平成28年4月~
経歴:カナダ旅行会社→協力隊
仕事内容:農業の振興。
ブログ:<セイカの暮らし便り>http://seyca.blog.jp/
Twitter:@seyca_ktd
紹介↓
農業や作物が本当に好きなんだなと日々感じています。
世界を旅してきた経験とフットワークの身軽さを活かし様々な活動を展開中。
現在かりんが自宅にたくさんあり、取りにいける方はもらえるそうなので直接会える距離にいる人はぜひ!


③Yusuke Mori
もーりーさんブログより。
地域:和歌山県新宮市熊野川町
期間:平成27年4月~
経歴:京都大→BAR経営→協力隊
仕事内容:空き家活用。
ブログ:<ecoばか日誌>http://ecobaka.com/
Twitter:@yusukemori87
紹介↓
愛称「もーりー」さん。
巷で流行っているDIYの域を超え自給自足を目指す協力隊。
家から歯磨き粉まで何でも作っちゃう。
熊野古道の観光客への宿泊施設不足解決+町の魅力を伝えるため、古民家ゲストハウス【ikkyu】を開設準備中。
【ikkyu】のコンセプト「地球一個分の暮らし」を掲げ、オフグリッド(電気自給)によるエネルギー自給・BAR併設など魅力満載のゲストハウスは現在クラウドファンディング実施中(今年いっぱい)。
【ikkyu】クラウドファンディングページ↓
http://ecobaka.com/19fund/#kkk


④Kana Hashimoto
かなさんtwitterより。
地域:高知県室戸市
期間:平成28年4月~
経歴:滋賀県立大→タイでアジアゾウの保護活動→協力隊
仕事内容:エコツーリズム/民泊
ブログ:<世の中は知らないことだらけ>http://blog.livedoor.jp/kana_hsmt/
Twitter:@khashimoto
紹介↓
悩みや想うことがなんとなく似ている気がして言葉によく共感しています。
色んな可能性を感じる隊員です。
今年の誕生日プレゼントは「鉈」だったそう。僕も欲しい笑
(追記)先日実際にお会いしてきました。めっちゃしっかりしててしかも面白い素敵な人でした。近々詳細書きます。

○鳥取県の地域おこし協力隊

・人数
鳥取県は平成27年度で92人。今年度卒業している人もいますが新たに隊員になった人もいますので増減中です。鳥取市・智頭・大山・江府が人数が多く10人前後。自分で企画しない限り協力隊同士が集まる機会は少ないため、恥ずかしながら僕も半数以上の隊員とはしゃべったこともありません。僕が暮らす琴浦町は3人です。

・注目している協力隊員
鳥取県内で多くの地域おこし協力隊が活動中ですが、その中でも僕が個人的に注目している隊員を紹介します。OBとこれから協力隊になる予定の人も掲載しました。

①Nana Huruhara
古原さん協力隊ブログより。
地域:鳥取県米子市
期間:平成27年9月~
経歴:声優→協力隊
仕事内容:ナレーションなど。
オフィシャルサイト:<不器用でごめんなさい>http://nanaco.secret.jp/mint/
Twitter:@furunana
紹介↓
声優・ナレーションが仕事内容という全国的にみても異色の協力隊。
バリバリ現役の声優さんかつ1児のシングルマザー。
米子市協力隊事務所というものがあるそうで1回行ってみたいです。
米子市協力隊事務所↓
ダラズクリエイトボックス1階
(鳥取県米子市法勝寺町70)


②Masashi Sasaki
まーしーさんfacebookより。
地域:鳥取県大山町
期間:平成27年4月~28年3月
経歴:早大→広告会社→協力隊→フリーランス
仕事内容:観光プロデュース(現在は卒業して定住・起業)
ブログ:<行き当たりばっちりin鳥取県大山町>http://maashiitaiyo.blogspot.jp/
Twitter:@maashii_taiyo
紹介↓
愛称“まーしー”さん。オレンジの服が目印。
大山町の魅力をまっすぐ、ド直球に伝えてくれます。変化球なしの全球ストレート。
そのパフォーマンスにファンが魅了されます。
「民泊~Orange Space~」「観光~Orange Trip~」「食~Orange Box~」の3つをテーマに事業を展開。ブログも絶賛好評更新中。


③松本良史
松本さんtwitterより。
地域:鳥取県江府町(予定)
期間:平成29年4月~(予定)
経歴:来年度から協力隊
仕事内容:農業など。(予定)
ブログ:<百姓草紙>http://bouzz0021.blog.jp/
Twitter:@bouzz0021
紹介↓
まだ協力隊ではありませんがすでに注目を集めています。なかなか協力隊になる前から地域と繋がり注目を集められる人は少ないのでとても気になる存在です。
百姓をしながら農家レストランなど様々な活動展開を計画中。
以前琴浦町のB級グルメである「牛骨ラーメン」が食べられるラーメン屋さんを紹介した際、ブログで記事にしてくださいました。めっちゃ食べたくなる記事です。
記事↓
http://bouzz0021.blog.jp/archives/9643646.html


・琴浦町の協力隊
ここからは僕が暮らす琴浦町の協力隊の紹介です。
琴浦町は現在3人の協力隊が活動中です。
みんな個性豊かですがそれぞれ魅力あると思います。

①Yuko Ogino
荻野さんfacebookより。
通称:ちよさん
期間:平成26年10月~
経歴:ダンサー→協力隊
仕事内容:町内団体の支援、地域資源の発掘など。
紹介↓
琴浦町地域おこし協力隊の隊長。
土間マルシェ開催、「じゃない方の浦安」ポスター作成、琴浦町PR動画作成、協力隊拠点「八橋土俵会館」設立など実績多数。
その他、ストレッチ教室「オギノ式」開講、獣皮なめしなどなど。
オリジナルの目線で新しいものを生み出しています。まさにアーティスト。

琴浦町地域おこし協力隊の拠点には土俵があります。
(被災してしまったため拠点の建物ごとH29年春に解体予定)


町HPより。高評価を得ている「じゃない方の、浦安」ポスター。
別ver.も町のどこかにあるので探してみてください。


②Ryota Takahashi
通称:どらごん
期間:平成27年4月~
経歴:鳥取大→大阪コープ→協力隊
仕事内容:里山保全、有害獣の捕獲と肉の活用など。
ブログ:このブログ
Twitter:@ryota_lionoil
紹介↓
ハンター見習い。
猪の捕獲・解体・肉の活用。
期間限定で土曜日夜だけジビエbar店主。ジビエbarのことはまた書きます。
一人前のハンターを目指して修行中。

③Takumi Kawashima
河島さんfacebookより。
通称:かわしまん
期間:平成27年10月~
経歴:ITベンチャー→協力隊
仕事内容:アウトドアメニューや体験プログラム作成&実施など。
ブログ:<田舎暮らしキャンプのすすめ>http://kawashimanman.naturum.ne.jp/
紹介↓
生粋のキャンパー(キャンプを愛する人)。
場所、道具、技、ネタなどキャンプの知識量が凄い。
年間50日以上キャンプして過ごすという経験量も凄い。
キャンプでわからないことは彼に聞くべし。
「河島さんロングインタビュー」↓
http://redox-rooms.com/person34/


愛車ジムニー。

ブログにアップされるキレイな写真。


そしてそんな琴浦町は新たな地域おこし協力隊を募集することになりましたー!
詳細は最後に記載しました。



○協力隊の一週間
僕の一週間のスケジュールから「地域おこし協力隊の一日」を紹介します。11月の第2週を抜粋。
※ただの一例ですので他の協力隊の一週間はそれぞれみんなバラバラです。

【月曜日】休日(振替)

11/7(月)
13:00~14:00山歩き…猟師さんと。
14:00~15:00ジム…@東伯総合体育館。
家事は引越し後のため荷物整理が中心です。


【火曜日】本業日

11/7(火)
9:30~14:00炊出…震災災害地にてボタン鍋炊出し活動。
18:30~20:30ご飯会…@もぐら屋。
23:00~24:00イベントA準備…金曜開催「ジビエbarベキュー」準備。


【水曜日】本業日

11/9(水)
8:30~10:00山…猪被害で現地の山調査。
13:00~14:00罠…イノシシ用の罠の見回り。


【木曜日】本業日

11/10(木)
8:30~12:00イベB準備…日曜日に開催される「二人三脚・三人四脚駅伝」準備。


【金曜日】本業日

11/11(金)



【土曜日】本業・副業日


11/12(土)
8:00~12:30祭り支援…古布庄地区で開催された祭りのお手伝い。焼き鳥焼くなど。
18:00~23:30ジビエbar…毎週(土)夜のみオープンするbar。barについては後日書きます。

【日曜日】本業日


11/13(日)
10:00~14:00イベントB「駅伝」…古布庄地区で年1回開催される「二人三脚・三人四脚駅伝大会」のお手伝い。コーヒー販売ブース支援など。
15:00~17:00祭り準備&打合せ…一週間後に開催される上郷地区での公民館祭の準備&12月に開催する料理教室の打合せ。


“ルーティーン”の欠片もない一週間です。毎週毎日色んなことをするので、「普段何やってるの?」「休みの日は何してるの?」の質問には毎回迷います笑。この週はイベント準備が多かったですが会議がもう少し多い時や、罠の見回りや設置が多い時など様々です。
これは「隊員あるある」かも。「あるある探検隊」ならぬ「あるある協力隊」。
「ルーティーンワークができません!
ハイ!
ハイ!
ハイ!!ハイ!!ハイ!!」
聞こえてきそうです。。。

色んなことをやるから情報発信が難しい。でもだからこそ情報発信が重要になってくるんじゃないかなと感じています。僕ももちろん日々勉強。


○地域おこし協力隊の活動費
協力隊員は給料とは別に200万円という金額のお金があり、これを日々の活動に使います。居住費、移動用車代、消耗品、研修費などなど。
僕の一年間の活動費を掲載しますのでどんな感じがイメージがつけばと思います。
※9月補正時点。
※一例なので隊員それぞれで金額や項目は異なります。


9月補正時点の活動費内訳。
①社会保険料、⑩自動車保険料などは固定費。
③普通旅費、④消耗品などは金額を変更させることが可能。
研修参加が多い隊員は③普通旅費が大きくなりますし、備品がたくさん必要な隊員は⑯庁用備品が大きくなる、といった感じです。
金額は市町村と隊員が相談しながら決めますが、町によっては一方的に決まるところもあるそうです。


○地域おこし協力隊になるには?
・募集サイト
「JOIN」という協力隊情報が掲載されているサイトがあり、こちらで募集情報も得られます。
また募集している各市町村HPを見れば掲載されていることがほとんどです。
「JOIN」サイト↓
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/

・選び方のポイント(さらっと)
協力隊になりたい方でどこを受けるかの選び方のポイントですが、
①募集要項を見て比較する。
②その地域や周辺地域の協力隊員から情報を入手する。
③その町に事前に行く。
です。

①募集要項を見て比較する。
様々な仕事内容や給与等条件の募集があるので、見比べて魅力がありそうだったり自分がしたいことと合致しているところを選ぶのがオススメです。
例えば…、こちらは隊員にしてほしいことが他よりわかりやすく書かれているため、もし僕だったらさらにどんな町か知りたいなと思います。一度訪れてみたい人への旅費補助があるところからも隊員募集への熱意を感じられるかもしれません。
【宮崎県椎葉村】の募集要項↓
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/search/detail/11125

②その地域や周辺地域の協力隊員から情報を入手する。
これが一番大事。KANではないです。よく言われるのが「協力隊の格差問題」。前述のとおり隊員の仕事内容だったり活動条件は町が決めているため、それが差異となり格差へと繋がっていきます。
やりたいことをのびのびとできる隊員もいれば、制限によって思うように活動できない隊員も多く存在するのが現状です。
全面的に町・行政が悪いとは思っていませんが、協力隊制度の大きな課題の一つです。
そのため、SNSなどで隊員と交流してみたり、町経由で隊員と接触しておくのを強くオススメします。まだ隊員が入ったことのない町の場合は町がどんな協力隊を求めているかや、隊員に対して町がどのように関わってくれるかを聞いておくことがさらに必要です。
周辺エリアにいる協力隊員から情報収集する作戦も有効です。鳥取県内であれば微力ながら相談には乗れると思いますのでTwitterなどで話しかけてみてください。
Twitterアカウント→@ryota_lionoil

③その町に事前に行く。
ぜひ気になる町に一度訪れてみてください。
1回ではなかなかたくさんの情報は得られませんが雰囲気を感じ、活動のイメージが少しは浮かぶと思います。
コミュニケーション能力に自信があれば、RPGゲームのごとくどんどん町の人に話しかけてみるのもアリです。僕はようしませんが笑。

そして。。

《news!!》
鳥取県琴浦町でも新たな地域おこし協力隊を募集することになりました!締め切って2名の応募がありました!現在選考中。
【募集人数】2~3名
【仕事内容】
 ①自身のスキルを活かした起業・就業に向けた取組
 ②地域活動の参加、支援
 ③協力隊拠点の活用
 ④地域の情報発信
【賃金】月166,000円
【任用期間】H29.3.1~最大3年(開始日は変更が可)
【応募締切】H29.1.10まで
【応募方法】応募用紙を提出(用紙PDFは詳細のURLへ)
その他詳細は以下参照(町HP)↓
http://www.town.kotoura.tottori.jp/docs/2016111000028/

ぜひチャレンジしてみたい方は一緒に活動しましょー!!
町HPより。募集チラシ表面。
町HPより。募集チラシ裏面。


では。

次回は「どらごんの家計簿2016年10月編」です。



2016年11月10日木曜日

猪鍋の炊き出しに行ってきました

《緊急出動 猪鍋炊き出し》

震災があった鳥取県中部、倉吉市に炊き出しに行ってきました。



【日時】
平成28年11月8日(火)9時30分~14時00分

【場所】
鳥取県倉吉市上灘公民館(災害ボランティアセンター)

【メンバー】
イノシシ産業化プロジェクト、県猟友会、倉吉農業高校生&先生

【内容】
猪鍋…イノシシ産業化プロジェクト&県猟友会
猪カレー…倉吉農業高校

【数量】
各約200食


〈炊き出し〉
向かったのは、被災地でのボランティア希望者の受入れやマッチングを行う「災害ボランティアセンター」として機能している倉吉市上灘公民館。



イノシシ産業化プロジェクト&県猟友会のチームで猪鍋、倉吉農業高校のジビエプロジェクトチームで猪カレーを提供しました。

今回の猪肉は北栄町の猟師・T名人が捕獲+日本猪牧場さんで解体された猪でした。
イノシシ産業化プロジェクト&県猟友会チームの猪鍋。
約200食、提供が出来ました。


倉吉農業高校生からはジビエプロジェクトチームの生徒さんが7名参加。みなさんとお会いするのは初めてですがその働きっぷりに驚きました。

倉吉農業高校さんの猪カレー。

みんなそれぞれ担当に分かれて猪カレーを作ります。
文化祭の振替休日にもかかわらず活動に参加。
とても素敵な子たちでした。せっかくなのでメンバー紹介。


<カレー混ぜ係>
Oくん、Hくん
焦げないように適度に混ぜる縁の下の力持ちイケメンコンビ。
 


<ご飯係>
Kさん、Tさん
チームのアイドル。素晴らしい仕事ぶり。
 

<渡し係>
Aくん、Fくん
イケメンスマイルでボランティアさんを笑顔に。 
 
 
<中継係>
Yくん
皿の中継などオールラウンドにこなす農業高校チーム司令塔。ムードメーカー。
 
 
 
メンバー紹介写真でもわかる通り、お揃いのポロシャツ&帽子でした。
 
ポロシャツ。
 
帽子。

こちらのジビエプロジェクトチーム、授業の一環で5年ほど前から発足し、「食のみやこ鳥取」「農業高校文化祭」などイベント出店や商品開発をしています。
高校生すげー!
 
 
避難所生活が続いていたり家の修繕に時間がかかったりと、復興までにはまだ力が必要です。
今回はジビエが役に立って嬉しかったです。
 
倉吉市災害ボランティアセンターの連絡先は次のとおりです。
 ※上灘公民館へのお問い合わせはご遠慮ください。
1 住所:鳥取県倉吉市上灘町9-1(上灘公民館内)
2 電話:0858-22-9801(ボランティア活動希望者)
     0858-22-9802(ボランティアに来てほしい方)
 
リンク:「倉吉市災害ボランティアセンターの連絡先について」
http://www.city.kurayoshi.lg.jp/gyousei/div/fukushi/fukushi/n173/

倉吉市災害ボランティアセンター移転のお知らせ
倉吉市災害ボランティアセンターを下記のとおり移転いたします
ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます

1 倉吉市災害ボランティアセンターの移転先
(1)開所場所    
     まちかどステーション(倉吉市大正町1067-29)
(2)開所時間    午前9時~午後4時
           ※12月から毎週火曜日はお休みいたします
(3)電  話     
  0858-22-9802(ボランティアを頼みたい方)
  0858-22-9801(ボランティア活動に参加したい方他)
(4)活動内容    被災により生じた住宅の片付けや破損家具の運び出し、清掃その他お手伝い、地域の訪問活動など

2 スケジュール
・11月13日(日)まで  上灘公民館でこれまでどおり開所
・11月14日(月)     移転作業のためセンター休所
・11月15日(火)     まちかどステーションで活動再開